電子書籍「図書館で会いましょう」
あらすじ
図書館で司書として働く高嶋和海は、一人の来館者が気になっていた。すらりとした長身に、知的な眼鏡、いつも閉館間際にやってきて、同じ書架の前に佇む男性、森元拓司。恋とも言えない淡いトキメキを感じていた彼と、ふとしたことがきっかけで話をするようになる。しかしその夜、和海はひったくりに遭遇。以来、彼女の周りでは不可思議な出来事が続き…。『撞着する積木』『うつしゆめ』で、多くの読者を魅了した美しい文章で綴られる、ミステリータッチの恋愛ストーリー!(
出版社のページより)
目次&冒頭
一 図書館の君
二 予期せぬ出会い
三 糾える縄
四 心、重ねて
五 笑顔の向こう
六 手紙
ちょっとした、幸せ。
例えば、夕立のあとに虹を見つけた時や、パン屋で買おうと思っていたパンが丁度焼きあがって厨房から出てきた時、待ち時間の長い駅前の信号を待たずに渡れた時や、はね癖のある髪を上手くスタイリングできた時。高嶋《たかしま》和海《かずみ》にとって、「彼」の姿を見かける時も、そんな、ちょっとした幸せを感じる瞬間だった。
作者より
日常の謎×恋愛(ラブシーンもあるよ)、という、趣味丸出しなジャンルで突っ走りました。全52,000文字、完全書き下ろしです。
(ちなみに、主人公の和海は、「撞着する積木」に登場する高嶋珊慈の姉です)
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